【大阪市浪速区】令和8年度福娘の訪問着は橙色です！ 今宮戎神社の福娘代表4人が決まりました

今宮戎神社は2025年11月29日、大阪商工会議所の国際会議ホール（大阪市中央区）で、留学生2名を含む総勢46人の福娘を一般に披露する「第74回 福娘発表会」を開催しました。今年の訪問着は温かみのある橙色で、白地の千早と金色の烏帽子をまとった福娘たちが勢ぞろいして、会場を鮮やかに彩りました。

発表会の進行を務めたのは毎年恒例、桂文枝師匠と福娘OBでもあるアナウンサーの大塩朱美さん。 文枝師匠と福娘の掛け合いトークで会場が盛り上がる中、個性豊かな福娘たちが一人ずつ自己アピールを行い、福娘代表4名が決まりました。審査員には各界を代表する6名の顔ぶれが勢ぞろい。元阪神タイガース選手で野球評論家の赤星憲広さん、華道「未生流笹岡」家元の笹岡隆甫さん、人形浄瑠璃文楽太夫六代目の竹本織太夫さん、大阪商工会議所副会頭で（株）ユニオン代表取締役社長の立野純三さん、いまみや福娘会会長で元高砂部屋おかみの長岡恵生さん、京都産業大学現代社会学部教授の脇浜紀子さんが審査を行いました。

代表に選ばれたのは、関西人とイタリア人のハーフで2024年パリ五輪のセーリング混合ナクラ17級に出場した経験なども話した大学生の西田カピーリア桜良さん（大阪府高槻市）、甲子園球場のアナウンスのものまねを披露した大学生の堀内舞さん（大阪府枚方市）、縄跳びの二重跳びをしながら福娘代表への意気込みを語り持ち前の体力とパワーをアピールした会社員の別役茉帆さん（兵庫県西宮市）、体育教師になるための勉強をしているというスポーツ女子で腹筋ではなく“福筋”とアピールした大学生の宮本恭実さん（兵庫県神戸市）の4名です。

福娘代表は、官公庁や報道各社への新年の挨拶回りや、関連する神事への参列なども中心となって務める役割も担います。発表会の終了後に行われた報道陣との会見で、西田さんは「グローバルに世界へと福を届けることを目標に頑張りたいです」と抱負を語り、別役さんは「パワフルさを振りまいて、精一杯駆け抜けたいです」と力強くコメント。堀内さんは「参拝してくださった皆さまに寄り添い、心の底からお祝いを一緒にできる福娘になりたいです」と意気込み、宮本さんは「今年も一年頑張ってみようかなと思っていただけるように、そっと背中を押せる福娘になりたいです」と思いを伝えていました。

2026年度（令和8年度）の福娘たちは、2026年1月9日から11日に今宮戎神社で行われる「十日戎」で奉仕します。

商売繁盛の神様“えべっさん”と参拝者を結ぶ橋渡し役として、福笹に縁起物を付けて授与する大切な役割を担います。橙色の訪問着に身を包んだ福娘たちの笑顔が、来年の境内をより一層華やかにしてくれそうです。

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