【大阪市西成区】「ちょちょヴァナ2025・秋 その1」で天下茶屋駅前が焼き物の色付けと抹茶のお点前で賑わいました。その2は11/8、”妄想屋台”をテーマに旧今宮小学校で開催されます
南海・大阪メトロ天下茶屋駅の東口で2025年10月26日に、焼き物の色付け体験と抹茶のお点前が行われました。

この催しは「ちょちょヴァナ2025・秋 その1」と題したイベントで、ちょちょまうヴァナキュラー実行委員会が主催。西成区役所と一般社団法人brk collectiveで構成される団体が運営しています。

「ちょちょまうヴァナキュラー」は、西成区のまちをフィールドに、「アート」を通じて新たな出会いや関係性を生み出し、地域共生社会の実現や次世代の創造的な人材育成を目指して活動している取り組みです。普段は旧今宮小学校を拠点に、月に1回ほど多彩な活動を行っています。

今回のテーマは『野点・街の路上に出る』。当日の昼12時頃には駅前ロータリーに釜を持ち出し、焼き物の色付けと野点によるお点前が披露されました。小雨が降るあいにくの天気にもかかわらず、子どもから高齢者まで多くの人が訪れ、思い思いに素焼きの茶わんや器に色を付ける姿が見られました。

主催者の一人であり、陶芸家・美術家のきむらとしろうじんじん(通称じんじん)さんによると、色付けの時間は各自によるものの、ガス窯での焼き上げから磨き上げまでを含めて約50分ほどかかるとのこと。会場ではベテランスタッフが丁寧にサポートし、「この釉薬を使うとどんな色に仕上がるか」など、細やかなアドバイスを行っていました。

一方で、じんじんさんによる抹茶のお点前も人気を集め、ガス炉の前に設けられたテーブルでは多くの人が抹茶を楽しむ姿が見られました。午後4時ごろには、用意されていた35個の器のうち、残りがわずか3個となる盛況ぶりでした。

次回「ちょちょヴァナ2025・秋 その2」は、11月8日(土)に旧今宮小学校で『もと今宮小学校で妄想屋台とともに』をテーマに開催予定。今池こどもの家や今宮工科高校の生徒たちも参加し、昼頃から日暮れまで、地域とアートが交わる新たな一日が繰り広げられる予定です。
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