【大阪市浪速区】お隣中央区、なんば駅前のニュースです! 2031年春、あの”なんばタワレコ”があった跡地に新ランドマーク誕生へ
なんば駅から徒歩わずか1分という超一等地、かつて「タワーレコードなんば店」があった場所に、新たな超高層複合ビルが誕生します。
プロジェクト名は「(仮称)難波千日前地点再開発プロジェクト」。関電不動産開発株式会社、南海電気鉄道株式会社、大阪市高速電気軌道株式会社(Osaka Metro)の3社が手がける共同再開発です。
このプロジェクトは2027年3月に着工し、2031年3月の開業を予定。建設されるのは地上28階・地下2階、高さ128メートルの大型複合ビルで、なんばの未来を象徴する新ランドマークとして注目を集めそうです。
今回の開発で打ち出されているコンセプトが「タテなんば」。これは、地上・地下・駅前の立地を一体的に活用し、買い物・仕事・宿泊といった都市機能を縦に重ねて集約する新しい都市モデルで、限られた土地に多様な機能を立体的に詰め込み、都市の価値を最大化するという狙いがあります。
施設内の構成も充実する計画で、地下2階から地上3階にかけては広々とした商業ゾーンが広がり、地下街「NAMBAなんなん」とも直結する予定です。これにより、地下鉄の駅から濡れずに買い物や飲食が楽しめる動線が確保されるだけでなく、1階部分は「なんば広場」や「なんさん通り」とも繋がり、地上でもにぎわいが広がる設計となっています。
4階から13階まではオフィスフロア。ここでは、企業の多様なニーズに応じたレイアウト変更可能なフレキシブルオフィス空間が整備される予定で、スタートアップから大企業まで、さまざまな働き方に対応した環境が用意されます。
そして今回の再開発の大きな目玉が、15階から28階に入居する関西初進出となるハイアット系列の4つ星ホテル「ハイアット セントリック なんば 大阪」です。
「ハイアット セントリック」は、旅慣れた大人たちに向けた4つ星クラスのモダンなホテルブランドで、日本では東京の銀座と金沢駅前で運営していますが、来年には北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)を望むエリアにも開業予定が控えており、日本国内でもブランド拡大が進んでいます。
なんばに登場する「ハイアット セントリック なんば 大阪」は、全267室の客室を備えた高層ホテル。ロビーは15階に設けられ、大阪の街並みを一望できるパノラマビューが広がる予定です。そして最上階28階にはルーフトップバーを設置予定。宿泊者だけでなく地元の方々にとっても”トレンドを先取りするホットスポット”として注目されそうです。
ホテル内では地元アートや大阪の食文化と連携したユニークな空間づくりが計画されており、単なる宿泊施設を超えて「地域とつながる体験型ホテル」を目指すとのことです。
この再開発プロジェクトは、まさに駅前の価値を最大限に引き出す新しい都市開発のかたち。買い物、仕事、宿泊すべてが、なんば駅から徒歩1分圏内で完結するという便利さは、ビジネスパーソンから観光客、地元の人々まで、これまでにない便利で魅力的な選択肢を提供してくれそうです。
開発プロジェクトの詳細は、関電不動産開発株式会社、南海電気鉄道株式会社、大阪市高速電気軌道株式会社(Osaka Metro)が発表しているプレスリリース にて。
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