【大阪市西成区】店主は地元出身、数々の映画監督を輩出した名プロデューサーの西村秀雄さん。西成に“月の半分だけ開く”スタンディングバーが誕生しました!
西成区松1丁目にある「GUEST HOUSE MATSU(ゲストハウス松)」の一角の路面に、新たなスタンディングバー「URAKAMA STANDING THEATER 28BAR(ウラカマ・スタンディング・シアター・ニッパチバー)」が2025年8月18日、オープンしました。
通称「28BAR(ニッパチバー)」と呼ばれるこのお店は、立ち飲み酒場の枠を超え、映画や音楽、サーフィンといったカルチャーを体感できる空間です。
こちらのバーは、かつて新今宮駅前で営業していた「URAKAMA STANDING THEATER Buff’s BAR」を前身とし、今回の移転オープンにより、コンパクトで隠れ家のような雰囲気に生まれ変わりました。
空間全体に西海岸のような自由な空気感と、インディペンデント映画の情熱が詰め込まれています。店主は地元出身の西村秀雄さん(写真左)。西成ではシルクプリントや食の事業を展開し、東京・六本木では映画と音楽に関する事業を手がけてきた実業家である上に、数々の映画監督を世に送り出してきたインディペンデント映画界の名プロデューサーとして、日本映画の根幹を支えてきた方です。
「28BAR」のもう一つの大きな特徴は、“月の半分だけ開くバー”であるという点。営業日は不定期で、毎月中旬と月末を中心にオープンします。その理由は、西村さんが湘南と西成を行き来する二拠点生活を送っており、サーフィンを愛するライフスタイルを大切にしているため。西村さんが西成に滞在している時だけ店を開けるという、まさに秘密基地のようなバーです。営業日やイベント情報は「URAKAMA STANDING THEATER(28BAR)」の公式サイトや公式LINEで発信されます。
開店日の8月18日の様子です。1970年代から80年代のアメリカの音楽がBGMとして流れ、心地よい雰囲気が漂う中、たくさんのお客様が続々と来店していました。
大阪に住むサーフィンを愛好する方々も。 大阪のミナミで行われている人気イベント「The Time Machine MINAMI DISCO NIGHT」を主宰する周防町倶楽部の舘上典寛プロデューサー(写真左)、大阪の福島にある鮮魚店「fishmonger.blue」の宮本昌幸オーナー(写真中央)、サーフムービー界の巨匠でサーフフードピクチャーズの江川弘巳代表(写真右)。
2階へと続く階段の左側の壁には、北村龍平監督、山口ヒロキ監督、安田淳一監督など、西村さんが世に輩出してきた多くの映画監督たちのパネルが飾られており、映画ファンにとってはたまらない展示です。また、2階は今後、映画と音楽をテーマにしたギャラリーとして活用する予定とのことです。
かつて西成警察署の隣にあった家で生まれ育ち、地域の歴史や文化、変遷を肌で感じてきた西村さんが、西成のまちに設けた「28BAR」。初めて訪れた人でも知る人ぞ知る隠れ家を見つけたような、ワクワク感を味わえるのではないでしょうか。
URAKAMA STANDING THEATER 28BAR はこちら↓