【大阪市西成区】地元の小中学生向けに10/27「西成しごと博物館」が開催され、約200人の子どもが来場しました!
西成区や西成区の近隣に住む小学生と中学生が、地元企業の仕事を体験できるイベント「西成しごと博物館」が、西成区役所で2024年10月27日に開催されました。
西成区で出張介護美容サービスを手がける「しずくいろ」のブースでは、ネイルチップを作る体験が行われ、人気を集めていました。しごと体験が終わると修了証が手渡されます。
西成区で複数の店舗を運営する「スーパー玉出」は、新聞折込用のチラシ作り体験を実施。
まずはフェアのテーマを選定し、テーマに沿って商品の構成を考えながら商品の画像をチョイスし、台紙に1つ1つ糊付けしてチラシを仕上げていきます。
スーパー玉出は、各店舗の半径500メートルから1キロメートルのほどの範囲を対象に大手4紙の朝刊にチラシを毎週折り込んでいるそうです。「今後は新聞を見たときに、スーパー玉出のチラシにはどんなん載ってるんやろな、と興味を持って見ていただけると思います」(株式会社フライフィッシュ執行役員の細田佳伯さん)。
西成区で菌床椎茸の栽培を行う「よろしい茸工房」(NPO法人街かど福祉)のブース。まずは子どもが椎茸ができる工程を映像で学んだ後、椎茸の収穫から袋詰めまでを実際に体験しました。
「西成区は製造業が多いんですよ。特殊技術を持っているところもたくさんあり、良い会社が多いのにみんな知らんだけやん、と。知ってもらって彼らの脳裏に残っていて、就職の時には小さい頃に見たあそこがいいな、って思ってもらえるようにしたいね、というところからスタートしたんです」と西成しごと博物館の実行委員長を務める、NPO法人街かど福祉代表理事の豊田みどりさん。「企業が子どもの印象に残るプレゼンをしなければなりませんからね。自然と社員教育の場にもなっているんですよ」とも話しておられました。
西成区が大阪府中小企業家同友会西成住之江支部と連携して開催している「西成区しごと博物館」は、開催当初の2019年には子どもが企業を訪問する形から始まり、コロナ禍を機に2020年からは企業が一堂に会して出展する形に変わって、西成区では毎年恒例のイベントとして地域に定着しています。今年は地元企業19社(17ブース)が出展しました。これまで小学生のみを対象としていましたが、中学生に成長した子どもたちから続けて参加したいという要望を受け、今年から中学生も参加対象としました。今年は西成区と近隣の区に住む200人ほどの子どもが参加したとみられます。
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