【大阪市浪速区】地域が動く! 毎月1回の清掃活動で、新今宮駅北側エリアの「ウォーカブルな環境づくり」が進んでいます
新今宮駅の北側エリアの恵美地区では、住民や専門学校生、企業、行政が一体となって、快適で歩きやすい、ウォーカブルな環境づくりに取り組んでいます。この取り組みは、地域の将来像を描いた「新今宮駅北側まちづくりビジョン」に基づきながら進められており、月に1回の清掃活動を通じて、地域の美化と交流が生まれています。
清掃活動は、夏の猛暑時期を除く毎月第3金曜日に開催。地域に暮らす人々や働く人、学ぶ人たちが一緒になってゴミを拾ったり、除草するなど自分たちのまちを自分たちの手で育てる意識が広がっています。
2025年10月17日に実施された清掃活動には、80人近くもの人々が参加し、まちづくりへの意欲がうかがえる活動となりました。
こうした地域ぐるみの継続的な取り組みは、単なる清掃にとどまらず、歩きたくなるまち、訪れたくなるまちを目指して、地域に関わる人々がそれぞれの立場からまちづくりの一員として参加し、未来につながる活動が広がっているといえそうです。
次回の清掃活動は、11月21日に予定されています。
今では民泊やインバウンド観光客が増え、街の様子は大きく変わりつつあります。恵美地域活動協議会の高橋会長は、地域の力でまちを守る大切さをこう語ります。「一つでもごみが捨てられると、ゴミがさらにゴミを呼んでしまう。だから清掃は非常に重要です。また、かつて小学校の校庭などで行われていたイベントやお祭りなどを引き継いでいかないと、まちはどんどん寂しくなってしまいます。時代が変わっても、変えてはいけない伝統があります。昔から続いてきた地域のお祭りや文化は、きちんと残していかなければなりません」
星野リゾートの開業をきっかけに、新今宮の北側エリアは大きく変化しています。旧恵美小学校跡地の再整備や、2031年に開業予定のなにわ筋線など、開発の話も進む中で、地域の人々が力を合わせてまちの魅力を育てていこうという思いが、息づいています。
清掃活動の集合場所となっている恵美公園はこちら↓