【大阪市浪速区】新世界の「づぼらや」跡地に新たな風! 改装工事スタート、9月末めどに新業態の居酒屋がオープン予定
大阪・新世界の象徴として長年親しまれてきたふぐ料理の老舗「づぼらや」跡地で、2025年9月1日から改装工事が始まりました。閉店から約5年が経過し、動きのなかった場所に、新たな居酒屋が9月末のオープンを目指して準備を進めています。
工事を担当するのは、奈良県生駒市の内装業者で地元のサッカーチーム「F.C.United Nara」の代表も務める中川基貴さん。「大阪の顔とも言える昔ながらの老舗でしたので、覚悟を持って工事に臨んでいます」と、現場での取材に応じていただけました。
大衆的な居酒屋の業態を計画しており、現在は建物の1階と2階部分を改装中。中川さんは「内装の良い部分は残して、外観は大きく変わります。屋根や梁はそのまま活かし、内装はシンプルな雰囲気に仕上げていきます」と話し、外観は現代風かつ高級感のあるデザインに生まれ変わる予定であることを明かしてくれました。
「づぼらや」は1920年創業。店頭に掲げられていた巨大なふぐの看板は新世界のランドマークとして親しまれてきましたが、新型コロナウイルスの影響を受け、2020年に惜しまれつつ閉店。以降、建物はそのままの状態で、長らく空き店舗となっていました。
そんな歴史ある場所に再び明かりが灯り、新世界に新たなにぎわいをもたらそうとしています。長い間、静かだった「づぼらや」跡地に、ついに新しい風が吹き込みはじめました。地域の人々の記憶に残るこの場所が、これからどのように生まれ変わっていくのか、今後の進展に注目が集まります。
※内装事業者の中川様、工事中のお忙しいなか、取材に応じていただきありがとうございました!
※新世界町会連合会の近藤正孝会長、情報提供ありがとうございました!
づぼらや新世界店の跡地はこちら↓