【大阪市浪速区】混雑緩和とエリアの経済波及効果にも期待大! 通天閣が4月から入場予約制に
大阪・新世界のシンボルとして知られる「通天閣」が、2025年4月から入場予約制をスタートしています。多くの観光客が訪れる人気スポットである通天閣では、混雑緩和のために今回の新制度が導入されました。
新たな予約制度では「事前予約」と「当日予約」の2つの方法が用意されています。事前予約は、公式ホームページにて日時指定の入場券を購入し、QRコード付きのバウチャーを当日持参することで入場が可能です。
当日予約は、当日券を購入したり、各種パスを提示することで、チケットセンターにて時間指定の予約ができます。
どちらの予約も、毎時00分と30分の2枠で設定されており、来場者は指定された時間に合わせて入場する形式となっています。
これまで混雑時には70分〜80分の待ち時間が発生していたようです。上記の写真は、3月末の通天閣の前の様子です。
号外NET浪速区担当は、先週末(4月12日)の夕方に通天閣の前に行ってみました。通天閣の前の広場に行列ができている様子は見られず、混雑時の展望台へと上がるエレベーター待ちの時間が30~40分程度まで短縮されていた様子が見られました。
観光客が入場までの待ち時間を利用して、周辺の飲食店で時間を過ごしたり、街歩きやショッピングを楽しんでいる姿も見受けられました。
快適に地域を回遊できるようになることで、観光客の満足度が向上することに伴い、滞在時間が延びれば飲食や土産物の購入などを通じて消費が活性化し、地域の店舗や事業者にも経済的な波及効果がもたらされます。地域のシンボルである通天閣と新世界のまちが持つ大阪らしい風情を大切にしながら、スマートシティの視点を取り入れることで、次世代型の観光地への進化が期待されるのではないでしょうか。
大阪・関西万博が開幕し、通天閣にもより多くの観光客の来場が予測されています。実証を重ねて新たな仕組みの確立を目指す通天閣の取り組みに、注目が集まりそうです。
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