【大阪市浪速区】「みなさまと再会する日はねえよ!!」と新世界国際劇場が閉館、最後となった3/31の夜の映画館の前での光景を近隣の喫茶店のマスターが話してくれました
『新世界国際劇場・新世界国際地下劇場』が、2026年3月31日をもって閉館しました。76年という長い歴史に幕を下ろすこととなり、多くの人に惜しまれながらの閉館となりました。

閉館当日には、劇場正面に掲げられていた名物の手書き看板も最後の架け替えが行われました。そこに記されていたのは、「みなさまと再会する日はねえよ!!」「さよなら みなさん それでは」「これにて閉館!!」といった、印象的な言葉の数々です。

ぶっきらぼうにも見えるその言葉の裏には、長年通い続けた人々への思いと、この場所らしいユーモアや温かさがにじんでいるようにも感じられます。

最後の上映が終わり、劇場の入り口のシャッターが閉まった後の午後10時ごろ。映画館の前には多くの人々が集まり、それぞれが別れの時を見守っていたといいます。

偶然その場を通りがかったという、新世界の近隣エリアで喫茶店を営むマスターは当時の様子について「200人ぐらいいてはったかなぁ。たくさんの人が集まっていたのに、不思議と騒がしい感じはなくて。さわさわとした空気感が漂っていて、それぞれのグループが輪になって、みなさん笑顔で話している姿が印象的でした」と話します。さらに「ここに集う人たちの穏やかな表情を見られてよかったし、最後の閉館の光景を垣間見れてうれしかった。これも新世界という街の醍醐味のひとつなのかもしれへんなぁ、とも思います」と語ってくれました。

映画の上映だけでなく、多様な価値観やアイデンティティを持つ人々が集う場所としても知られていた同館。長年にわたり新世界の一角を彩ってきた劇場の灯は消えましたが、そこで過ごした時間や記憶は、これからも多くの人々の心の中に残り続けていくのではないでしょうか。
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