【大阪市西成区】生の臨場感あふれる上方落語を体験するなら「動楽亭」9月の昼席へ
大阪・動物園前にある落語の寄席小屋「動楽亭」では、毎月1日から20日まで、連日「昼席」と呼ばれる定例公演が行われています。

提供:米朝事務所
この昼席は、毎月開催されている人気の定番公演で、2025年9月も例年通り、1日から20日までの連日開催。午後1時30分に開場し、午後2時から開演となります。客席数はおよそ100席。小さな会場だからこそ、落語家の表情や仕草を間近に感じながら、その話芸をじっくりと味わうことができます。

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動楽亭では「生の臨場感を届けたい」という創設者の思いを今も大切にしています。そのため、マイクは一切使わず、落語家は肉声で高座に臨みます。また、三味線や太鼓などの「鳴り物」もすべて生演奏。音響機器に頼らない、昔ながらの寄席の空気が、会場いっぱいに広がります。噺家の声や音が直接耳に届く空間は、他では味わえない臨場感に満ちています。

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料金は当日2,500円(全席自由席)。本格的な落語の舞台をこの価格で体験できるのは、動楽亭ならではの魅力で、落語に初めて触れる人も気軽に足を運ぶことができます。
出演者は、若手からベテランまで幅広い上方落語家たち。日替わりで出演するため、同じ月に何度訪れても毎回違う雰囲気を楽しむことができます。演目もその日ごとに異なり、滑稽噺から人情噺、さらには現代的な新作落語まで、さまざまなジャンルが登場します。
気になる噺家が出演する日を狙って訪れるのもおすすめですし、ふらりと立ち寄って新たな出会いを楽しむのも一興です。
動楽亭は上方落語界の重鎮である故・桂ざこば師匠が2006年に創設した、落語専門の寄席です。Osaka Metro「動物園前駅」1番出口から徒歩数分というアクセスの良さも魅力。通天閣や新世界といった観光名所からも近く、観光や地元の散策の合間に立ち寄りやすい立地です。
9月はまだまだ残暑が続く時期ですが、動楽亭の涼しい会場で、噺家の肉声と生の鳴り物に包まれながら、ほんまもんの落語の世界に触れてみませんか。
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