【大阪市浪速区】苺みほさん×雪夜こん子さんにインタビュー! 新世界発の実力派ロックバンド15-berryのデビューアルバム収録曲『HOME』のMVを地元在住の絵動画師が制作しました

新世界を拠点に活動する3人組の実力派ロックバンド・15-berry が、メジャーデビューアルバムに収録された楽曲『HOME』のミュージックビデオ(MV)を公開しています。

苺みほさん×雪夜こん子さんにインタビュー! 新世界発の実力派ロックバンド15-berryのデビューアルバム収録曲『HOME』のMVを地元在住の絵動画師が制作しました

映像を手がけたのは、新世界在住の絵動画師・雪夜こん子(ゆきや こんこ、写真右)さん。エモーショナルな音楽と、可愛くて温かみのあるイラスト動画の融合が、見る人の心を優しく揺さぶります。

今回は、『HOME』の作詞・作曲者でもある15-berryのボーカル・苺みほさん(いちご みほ、写真左)と、MVの映像制作を担当した雪夜こん子さんに、作品に込めた想いや制作の裏側を伺いました。

― MVの完成を見たときの率直な感想は。

苺みほさん:感動しましたね。こういう捉え方があるんだなって。曲に映像がついたことで、まるで自分たちの楽曲を外側から見るような体験になりました。なかなか自分の作った曲を客観的に見ることって難しいな、と思っていて。このMVを通して、より多くの人に15-berryを、そして『HOME』を知っていただくきっかけになっていて、とてもうれしいです。

苺みほさん×雪夜こん子さんにインタビュー! 新世界発の実力派ロックバンド15-berryのデビューアルバム収録曲『HOME』のMVを地元在住の絵動画師が制作しました

― どのようなイメージで動画の制作を進めたのでしょうか。

雪夜こん子さん:みほさんの実体験から生まれた曲だと聞いていたので、まずはじっくりとお話を伺いました。どんな人物が登場して、どんな季節で、どんな空気の中にいるのか。曲が生まれた背景を聞きながら、心に浮かんだ風景を1枚ずつイラストにして、それを映像に繋ぎ合わせて仕上げていきました。

― 冒頭に出てくる猫や、イチゴの中に猫がいて、中央に“HOME”と描かれる演出も印象的です。あの猫にはどんな意味を持たせているのでしょうか。

雪夜こん子さん:観てくれる方が、それぞれ自由に感じていただけたらと思います。イチゴはもちろん15-berryさんの象徴で、その中にある記憶や感情といったものを、猫の目線を通して描いてみたつもりです。

― 映像では歌詞を文字で表現されていて、視覚的にも強く印象に残ります。

雪夜こん子さん:たとえば「現在」が表されているなという歌詞の部分については、力強さを意識して明朝体で。「過去」の描写がされている部分は、手紙のような世界観を出せたらと考え、手書きの文字にしました。

―楽曲 『HOME』の誕生には、どんな背景があったのでしょうか。

苺みほさん:私は高知県の佐喜浜町の出身なんですが、音楽活動のために大阪に出てきてライブをしている最中に、母方の祖母が亡くなったんです。「いつでも会える」と思ってた存在が、突然いなくなってしまった。普段の生活の1分1秒が、どれだけ尊くて大切なものかを、その時初めて実感しました。その想いを曲にしたのが『HOME』です。

雪夜こん子さん:オレンジの色味を意識的に際立たせたシーンが、いくつかあります。これはみほさんとこの曲のイメージカラーについて会話をした際に、2人同時に”オレンジ!”って意見が一致したので、全体的にオレンジ色っぽい雰囲気のMVに仕上がっています。みほさんの田舎の風景にも重なるような、温かみを出せていたらいいなと思っています。

苺みほさん:そこまで考えて制作してくれていたんですね。夕方の田舎の道だとか、海に岩に灯台の風景などの感じも、本当に近いです。

― 苺さんは、ご自身の楽曲がこのようなMVになったことを改めて、どのように感じていますか。

苺みほさん:自分の内側から生まれた曲ですが、こん子さんのフィルターを通じて仕上げていただいたイラスト動画の中に、いくつもの新たな発見があります。夕方の田舎の道のシーンもそうですが、他にも「おおっ、そうきたか!」って思う部分があって。例えば、大サビの導入部分の信号を渡るシーンで、後ろ姿の足元が影になっていて、切なくなるポイントをうまく表現していただいたと思います。MVを見て、メンバーのsho-taくん(ギター担当)と中村くん(ドラム担当)も感激してましたし、私たち15-berryとしても、表現の幅が広がっていくのではないかと感じています。

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― 新世界で縁が繋がったという苺みほさんと雪夜こん子さんの普段の交流についても教えてください。

苺みほさん:こん子さんは、うちのレーベルのメンバーが有志で開催しているボイトレ・コミュニティの生徒さんでもあるんです。

雪夜こん子さん:そうなんです。実はみほさん、私の歌の先生なんです。新世界のまちでCROSS CULTURE RECORDSのみなさんと知り合ってから、ある時、私も歌ってみたいな、と思うようになって、苺みほさんがトレーナーとして関わっておられるボイトレ・コミュニティに参加し始めました。ミナミにある「bar CURE」で月1回ぐらいのペースで開催されていて、先生がみほさんと、武山直幸さん(関西軽音楽倶楽部オーケストラのボーカル)なんです。ちなみに直幸さんには、今回のMVにもゲスト出演していただいています。まさかメジャーデビューをなさった15-berryさんのMV制作にも関わらせていただけるとは、自分でも驚いていると同時に、貴重な経験をさせてもらえたことに感謝しています。

音楽とイラスト動画、それぞれの表現が手を取り合って、新世界という街であたたかな物語を紡ぎました。15-berryの楽曲『HOME』のMVを鑑賞してみてはいかがでしょうか。

(聞き手:すずまる/号外NET 浪速区・西成区)

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楽曲『HOME』が収録されている15-berryのメジャーデビューアルバム『15〜じゅうご〜』は、全国の有名レコード店で発売中です。アルバム制作の思いや15-berryの音楽性については、音楽専門マガジン『skream!』 のインタビュー記事をぜひチェックしてみてください。

インタビューを行った新世界にあるFMスタジオ併設の「お洒落隠れ家 Billiken 358」はこちら↓

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