【大阪市西成区】「西成区のアンバサダーに、なったで〜」赤井英和さんが就任式に出席し、まちの魅力を全国区に発信したいとの抱負と意気込みを語りました!
2025年4月に西成区が100周年を迎えることを記念して、2025年2月14日に西成区役所で「西成区制100周年記念アンバサダー就任式」が開催され、西成区出身の俳優・タレントの赤井英和さんが「西成区制100周年記念アンバサダー」に就任されました。
2026年3月31日まで「西成区制100周年記念アンバサダー」を務めます。臣永正廣区長からオリジナルの名刺と法被(はっぴ)を受け取り、はっぴを着て「ハッピーですね」と赤井さん。
臣永区長は「西成区は100年の歴史の中で、さまざまなことがございました。それを振り返りながら、西成区の人情あふれる温かい街を大事にしながら、これから果てしない未来に向けて伸びていこうという時に、その大きな節目にアンバサダーをお引き受けいただいたことは、西成区にとって本当に嬉しいこと。この1年間、赤井様を先頭に西成区を盛り立てていってもらいたい。どうぞよろしくお願いします」とあいさつ。臣永区長の言葉を受け止め、赤井さんは「同級生や仲間も今もずっと西成区に居てまして、帰るたびに親しみを感じる街です。これからも満塁ホームランを2本打ったみたいに、”発展(8点)”していってほしい」と願いを込めました。
赤井さんは、労働者と機動隊が衝突する様子を目にした小学生の時代を振り返り「何十年も前の話で、暴動があったりというようなイメージのまま、西成区は、っていうふうに思われるのは……」という思いも吐露。一方で大学生の時には祖母の葬儀に、祖母が生前によくあいさつしていたというニッカポッカに地下足袋姿の労働者が訪れ、10円玉を置いて手を合わせて拝んでくれた、と言うエピソードも明かして「西成区は人と人との距離が近い街です。いい街やな、住みたい街やな、とみなさんが思ってくれるようになるよう、全国の人に西成区という街を知ってもらい、理解してもらいたい」と、西成区の魅力発信の先頭に立つ抱負を語りました。
東京に自宅を構える赤井さんですが、毎年必ず西成に確定申告をしに帰ってくる、というこだわりを持っていらっしゃるそうです。さらに普段から「しょっちゅう、西成に帰りたいな、という思いで、来ています。今池にある”関東炊きの味”、深川にもずっと通っていますし」などと、行きつけのお店についても話しました。
赤井さんを街のヒーローと讃える臣永区長は「誰からも愛されるキャラクターを通して、全国のみなさんに人情の熱い街の良さを知っていただきたい。機会があるごとに伝えていただけたら、西成の良さが広がっていくのではないか」と大きな期待を寄せました。赤井さんの妻で事務所社長、マネージャーを務める赤井佳子さんも来庁し、就任式を見守る様子にも報道陣から注目が集まりました。臣永区長も佳子さんのXの投稿のファンだといい「毎回楽しみに拝見しています。そういうところも通して広めていただけたら」と期待を募らせました。
赤井さんは会見の終盤で「星野リゾートは西成区じゃないですね?」と臣永区長に確認。「きわきわですけど浪速区ですね。浪速区長に直談判してきましょうか」(臣永区長)、「きわきわですよね。西成区にして、と言うて」(赤井さん)との掛け合いも繰り広げられ、最後は「西成区のアンバサダーに、なったで〜」と西成区民のみなさんに満面の笑顔で報告。臣長区長も同じポーズでにっこり。和やかな就任式が幕を閉じました。
赤井佳子さんのお話によると、赤井英和さんは西成区に「月に3分の1ぐらいは居るんですよ。(本人は)来れてないような気もしているから、なかなか来れないって言いますけど、結構、来ていますね(笑)」と夫の西成愛があふれるお茶目なエピソードを明かしていました。赤井佳子さんのXの投稿もますます楽しみですね。
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