【大阪市西成区】区主催の人権啓発イベントが行われ、SHINGO★西成さん、らいおんうどんさん、林家そめすけさんらが出演しました！

西成区が主催している人権啓発イベント「元気です！西成！！2025」が2025年2月9日、西成区民センターで行われ、西成区にゆかりのあるアーティストや西成区で活動している団体の計6組がパフォーマンスを行いました。

総合司会（MC）を務めたのが、吉本興業に所属するお笑いコンビ・らいおんうどんさん。西成区住みます芸人として区のイベントに出演したり、YouTubeチャンネル「らいおんうどんガオ～ちゃんの西成ちゃんねる」で情報発信するなど、西成区の魅力発信に貢献されています。トップバッターとして漫才も披露。野生のライオン、動物園のライオン、野生から動物園に来て1週間、２週間、17年後のライオンを体現し、客席を沸かせていました。

西成区にある千本小学校で非常勤講師として生徒さんに落語を教えているという、落語家の林家そめすけさん。公演後にはMCから違いを認めるにあたり普段から意識していることを聞かれ、そめすけ師匠は「どんな仕事をやっていても、人間って生きてるだけで全部アーティスト。それぞれのアートがあって、その人のやってる仕事やとか、その人の性格も含めて、後輩であっても先輩であっても同僚であっても、自分のやってない世界をやってはる訳やから、尊敬しながら話を聞くようにしていますね」と、リスペクトの大切さを説いておられました。

西成沖縄県人会エイサーでいごの会の皆さんは、太鼓を叩きながらの掛け声に加えて、激しく動き回って舞を披露。一番大きな太鼓は、なんと15キログラムの重さがあるそうですが、笑顔を絶やさず、迫力満点のパフォーマンスを届けてくれました。

和太鼓ユニット「心」の皆さんは、力強い太鼓の演奏を披露。終演後、総合司会のらいおんうどんさんからの問いかけに対し「もともと初心者の集団でして、レベルアップしていっているのは、日々の練習と、メンバーがどんだけ一人一人認め合うか。上手い下手関係なくて、できなかったらできる人が教えてあげる。そうした中で、集団作りが今のこの活動に響いてきていると思います」と語り、多くのイベントに出演し、人権啓発に寄与したいとの抱負を語っておられました。

きこえる人と聞こえない人の間にある心のバリアをぶっ壊す「バリアクラッシュ」を理念に掲げて活動している手話エンターテインメント発信団「ザ・オイオイズ」の皆さん。メンバーのハイテンションなパフォーマンスと体操の音楽に合わせて、会場のみなさんが「手話体操」を楽しみました。

ラッパーのSHINGO★西成さんとDJ FUKUさんがトリを務めた音楽パフォーマンスには、舞台の前に多くの人だかりができ、会場は一転、音楽ライブハウスの雰囲気に様変わり。「大胆かつ繊細」「ほな、いこか」「諸先輩方からのお言葉」「心とフトコロが寒い時こそ胸をはれ」「大阪UP」「Nothing」「ここから…いまから」「いびつ」「熱くなろう!」の9曲を熱唱。新しいアルバムの発売も予告し「大晦日にNHK出てから1月1日の元旦に三角公園、行ったろっかなと思ってます。50超えても夢叶えるって、この街しかでけへんかな、思ってやりますんで」と宣言していました。

白熱したライブの後、総合司会のらいおんうどんさんから客席のみなさんへのメッセージを求められたSHINGO★西成さんは「この街やからこそ、メッセージが他の街より伝わることが多いんです。だからこそ必死に喜怒哀楽を人間剥き出しで出していった方が、俺はいいと思う。ぜひ、はみ出して生きていきましょ。ほんでそのはみ出した部分が、人情であり、愛であり、助ける手があるから。すげぇ誇れるわ。ありがとう」と、地元・西成への愛に溢れるコメントを残しました。

最後は、出演者全員と来場者が共に、らいおんうどんのがお～ちゃんが作詞・作曲を手がけた西成区のテーマソング「ええ街、西成」と、SMAPの楽曲「世界で一つだけの花」を歌い、イベントは幕を閉じました。

西成区民センターはこちら↓