【大阪市浪速区】新世界の通天閣本通商店街で火災が発生し、現在は商店街の一部エリアで立入禁止区域の警戒線が張られています

新世界の通天閣本通商店街で2025年1月21日の夕方に火災が発生し、商店街内でゲームセンターの店舗「レトロゲーセンザリガニ」が1階と2階に入居する5階建ての雑居ビルが全焼し、向かって左隣のレンタル着物店「楽しい屋」が出店している木造の建物も一部延焼。40台以上の消防車とヘリコプター1機が出動し、消火活動にあたりました。初期消火にあたったお店の責任者が怪我をして病院に搬送されましたが、命に別状はないとのことです。

「レトロゲーセンザリガニ」は、日本で数台しかないレトロな珍しいゲーム機などがそろうゲームセンターで、外国人旅行者からも人気の高いお店です。「楽しい屋」は着物や浴衣のレンタルを行うお店です。

新世界一帯に「黒煙が高く立ち上り、鼻を刺すような化学繊維が燃えたような匂いが漂っていた」(通天閣観光株式会社の高井隆光社長)ため、通天閣では来場者に下のフロアに移動するようにと避難を呼びかけ、DIVE & WALKと屋外展望台の営業を一時的に中止する対応を行いました。

1月21日の20時過ぎごろ、火災は鎮圧されたとの状況が見られ、「一時は新世界一帯が黒煙にまみれて、堺筋と周りの周辺道路も封鎖される事態となり、どうなることかと思いましたが、通天閣のお客様の一時的な避難も無事に完了し、本日の営業を終わらせていただくことができました。お店の関係者の方が消火活動でお怪我されたということですが、命があるとのことで本当に良かった。お亡くなりになる方が1人もおらずに、所轄の消防署と警察署によって警戒線が引かれ、一段落したことに安堵しています。今後のお店と商店街の復興について、私たち通天閣としても応援していきたいなと思います」(通天閣・高井社長)。

1月22日、深夜0時ごろの現地の様子です。消防車、パトカーが止まっていました。立入禁止区域は縮小されていましたが出火したビルと周辺に立ち並ぶ建物が向かい合う数軒を境界として、立ち入り禁止の警戒線が張られていました。

現場の消防隊員の話によると、鎮圧が見られた後にも、小さな出火や細かい出火などが確認され、完全に鎮火しているとはまだいえず「燃え残りがないかどうかも含めて確認をしている状況」と、0時を過ぎても消火活動は続いていました。

鎮火の判断後に、消防と警察がそれぞれの観点から関連機関とも連携し、火災エリアの検証や原因究明調査が行われるといいます。消防の調査については「1日〜2日ほど要するのではないか」とのことです。

【大阪市浪速区】新世界の通天閣本通商店街で1/21の夕方に火災が発生しました

すずまる

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