【大阪市西成区】難波の”座裏”にあった老舗の人気焼き鳥店「南蛮亭」の後継店が天下茶屋にあります
大阪の難波に”座裏”と呼ばれる多くの飲食店が集積するエリアで長年営業を続けた老舗の人気焼き鳥店「南蛮亭」は昨年末に閉業してしまいましたが、その後継店が天下茶屋に2024年7月19日からオープンしていました。
店主は、ハノイ出身ベトナム人のニンさんです。留学生として来日し、ラーメン店やお好み焼き屋などで飲食業のアルバイトを経験していた頃、難波にあった南蛮亭にお客として初めて来店し、その焼き鳥の味に魅了され、南蛮亭で修業を重ねていました。
3年経った頃、難波のお店が閉業を決めたのを機に「お店を引き継ぎたい」とオーナーに話したニンさんは、物件探しを開始し、この物件を見つけ、天下茶屋での開業を決心したそうです。
南蛮亭のそのものの味、メニュー、メニュー表のデザイン、食材やお酒の仕入れ先、店舗に飾る絵画やアートまで、難波のお店から譲り受けたといいます。
昭和のレトロな絵画やアートが老舗店の風格を思い起こさせてくれるかのようなお店です。
メニューの内容とデザインも、そのまま引き継いでおり、難波の南蛮亭で常連だった方々も、天下茶屋に足を運んでくれているといいます。
また近所に住むお客様の中で、初めてこのお店に来店して以来、こちらの焼き鳥の味がとても気に入り、そこから何回も通っている常連さんもいるのだとか!
お店を一緒に営むニンさんの妻のアンさんが、手書きで書いている心のこもった黒板です。焼き鳥は、難波のお店の時代から長年継ぎ足しされ続けている秘伝のタレを用い、備長炭を使って焼き上げています。
ニンさんは、難波のお店のオーナーやスタッフ、のれんを分けられた南蛮亭の各店の店主らから実にさまざまなことを教わり、応援してもらえたといい、南蛮亭の看板を守り育てていく熱意に溢れています。「美味しい焼き鳥を提供するには、何よりも心が大事だと考えています」と話してくれました。
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